アキレア 基本情報
基本情報
分類: 草花(多年草・宿根草)、ハーブ
草丈: ~60cm程
別名: 西洋ノコギリソウ、ヤロウ
耐寒性: 強い
耐暑性: 強い
植え付け: 春・秋
花期: 5~9月
花言葉: 「治癒」「戦い」等
病害虫: 特になし
アンの庭虫記録
今のところ目立った被害はありません。
【※追記】コガネムシの幼虫による根の食害により枯れる。夏越し出来ず。
※害虫の姿が写っている写真は載せていません。
※アキレアは、益虫を呼び寄せるコンパニオンプランツとしても役立ちます。アンの庭では、てんとう虫が良くとまっていました。
※成長記録の項目で、遠目ですがてんとう虫が写っている写真があります。(ピーチセダクションの写真)虫の苦手な方はご注意ください。
アキレア3品種 育て方
アンの庭では、アキレア3品種をすべて【地植え】で育てました。
・草丈は高めなのに、しっかりと立ち、花付きも良い。
・花色はきれいだが、色褪せはやや早いように感じる。
・どんどん花が咲くので、切り花としても重宝した。
・益虫(てんとう虫)が良くとまっていた。
【追記】コガネムシの幼虫による根の食害により枯れる。夏越し叶わず。
*植物の「基本情報」や「栽培ポイント」は、主にインターネットや苗・種等の販売元(園芸店やホームセンター等)のタグやホームページからの情報、また実際の成長記録を参考に記載しています。
アキレア 成長記録
暖かい日がちらほら増えてきた頃、アキレア三品種を植え付けました。手前から、ピーチセダクション、ピンクグレープフルーツ、レッドベルベットの順に植え付けました。

2020.3 植え付け
まだこの時点では、品種の違いはないように感じます。
今思えば、もう少し株間をとってもよかったかもしれません。
4月に入ると、他の植物と同じく一気に成長が始まりました。

2022.4
特にピーチセダクションとピンクグレープフルーツの成長速度が速かったです。
そして、そのままこの2品種はあっという間に蕾がつきました。
ブロッコリーのような面白い形の蕾です。

2022.4
しかし、まだこの時点ではどのような花が咲くのか想像できませんでした。
5月に入ると開花が始まり、2品種はほぼ同時に咲きました。
こちらは、ピンクグレープフルーツ。
派手なピンク色はとてもおしゃれで、庭がぱっと明るくなりました。

2022.5 ピンクグレープフルーツ
こちらは、アプリコットカラーのピーチセダクション。
何色か入り混じったような落ち着く色合いです。

2022.5 ピーチセダクション
開花が始まると、次から次へと花をつけ、大きくなります。

2022.5
2品種の開花からこと約1週間。レッドベルベッドが咲きました。

2022.5 レッドベルベッド
最初のうちはとても生育が遅いように見えましたが、ぐんぐん早くなり、先の2品種と大差なく開花してくれました。
レッドベルベッドの赤は、明る過ぎず、シック過ぎず、本当にきれいな赤だと思いました。
3品種とも、甲乙つけがたい素敵な色をしています。
メリット
コンパニオンプランツ
ここまでの成長を観察してみて、とても印象的だったことがいくつかあります。
まずは、そのギザギザの葉っぱ。
さすが「ノコギリソウ」と思った瞬間でした。
害虫がつきにくいのもどこか頷けます。
そして、てんとう虫が良くとまっていました。てんとう虫は、害虫を餌とする益虫です。
アキレアに益虫を呼び寄せる特徴があることは、前情報で知っていましたが、これほどとは……。
とにかく、てんとう虫を良く見かけました。(実は、ピーチセダクションの写真にも中央にてんとう虫が写っています)
コンパニオンプランツとして利用されるというのも「なるほど!」と思いました。
頼もしい立ち姿
見た目で印象的なのは、平たい花の上部と高い草丈です。
草丈がある割には結構丈夫で、その力強い立ち姿はとても頼もしく感じました。
デメリット?!
一概に、デメリットという見方をしてよいのかはわかりませんが、あえてあげるとするならば、それは色味の変化にあります。

色味の変化
色味の変化は美しさの一つかもしれませんが、それは「色褪せが早い」という言い方もできます。
上記の写真でわかるように、咲き進むと手前のピーチセダクションは本来のオレンジ色が失われ、黄色みが強く出ています。
隣のピンクグレープフルーツも色褪せています。
このまばらな色味が入り混じるのも面白味がありますが、やはりそのきれいな状態は長くは持ちません。
ただ、それをカバーするように、アキレアはどんどん花を咲かせていきます。
なので、心おきなく早め早めに切り戻しをしていくことができます。

切り花
切り花としても重宝するお花です。
夏越し叶わず
順調に育っていたアキレア3品種。
ただ、夏に入ると一つずつ急激に弱ってしまいました。

2022.7 ピーチセダクション枯れる
まず最初に枯れたのは、ピーチセダクションとレッドベルベットでした。

2022.7 レッドベルベット枯れる
突然の枯れ込み。夏の暑さにやられてしまったのか?と不思議に思っていました。
ピンクグレープフルーツも弱っていたのですが…

2022.9
9月に一輪だけ咲かせてくれたのでよかったなとホッ。
が、その矢先…。

2022.10 ピンクグレープフルーツ枯れる
気付くと葉の元気がない。枯れています。
最初に枯れた2株も新たな芽が出るのを願っていましたが、やはりそのまま消失してしまいました。
残念に思いながら処分しようと掘り返したところ…
いました。出ました。
犯人が分かりました。
コガネムシの幼虫が数匹!(※安心してください。写真はないです。)
これはショック。まさかまさかの害虫被害。
夏の暑さにやられたとばかり思っていたので、やられた!という感じです。
反省点はあります。
ニームでの予防を怠っていた場所でした。
アキレアは害虫も来ないし益虫を呼び寄せる。
といった油断が招いた結果なのかもしれません。仕方ないとは思いつつも、防げたかもしれないと思うととても悲しいです。

【害虫のつきにくい植物の育て方・成長記録まとめ記事】

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