アキレア3品種の育て方と成長記録(地植え)|虫がつきにくい植物図鑑14

スポンサーリンク
アキレア3品種の育て方と成長記録(地植え)|虫がつきにくい植物図鑑14 虫がつきにくい植物
スポンサーリンク

アキレア 基本情報

基本情報

キク科ノコギリソウ属
分類: 草花(多年草・宿根草)、ハーブ
草丈: ~60cm程
別名: 西洋ノコギリソウ、ヤロウ
耐寒性: 強い
耐暑性: 強い
植え付け: 春・秋
花期: 5~9月
花言葉: 「治癒」「戦い」等
病害虫: 特になし

アンの庭虫記録

今のところ目立った被害はありません。

【※追記】コガネムシの幼虫による根の食害により枯れる。夏越し出来ず。

※害虫の姿が写っている写真は載せていません。

※アキレアは、益虫を呼び寄せるコンパニオンプランツとしても役立ちます。アンの庭では、てんとう虫が良くとまっていました。

※成長記録の項目で、遠目ですがてんとう虫が写っている写真があります。(ピーチセダクションの写真)虫の苦手な方はご注意ください。

*【アンの庭虫記録】の記載について

スポンサーリンク

アキレア3品種 育て方

アンの庭では、アキレア3品種をすべて【地植え】で育てました。

栽培ポイント ~地植え~
・風通し良く
・日当たり良く
・多湿を嫌う
・乾燥に強い
・寒さ・暑さに強い
・株間40㎝程
・土質を選ばない
・肥料:あまり必要としない。多肥を嫌う
・剪定:花後切り戻すと繰り返し開花する、冬前に短く切る
・増やし方: 挿し木、株分け、種、こぼれ種
アンの観察メモ ~地植え~
・三品種(ピーチセダクション、ピンクグレープフルーツ、レッドベルベット)を育てた。
・草丈は高めなのに、しっかりと立ち、花付きも良い。
・花色はきれいだが、色褪せはやや早いように感じる。
・どんどん花が咲くので、切り花としても重宝した。
・益虫(てんとう虫)が良くとまっていた。
【追記】コガネムシの幼虫による根の食害により枯れる。夏越し叶わず。

*植物の「基本情報」や「栽培ポイント」は、主にインターネットや苗・種等の販売元(園芸店やホームセンター等)のタグやホームページからの情報、また実際の成長記録を参考に記載しています。

スポンサーリンク

アキレア 成長記録

暖かい日がちらほら増えてきた頃、アキレア三品種を植え付けました。手前から、ピーチセダクション、ピンクグレープフルーツ、レッドベルベットの順に植え付けました。

2020.3 植え付け

まだこの時点では、品種の違いはないように感じます。

今思えば、もう少し株間をとってもよかったかもしれません。

4月に入ると、他の植物と同じく一気に成長が始まりました。

2022.4

特にピーチセダクションとピンクグレープフルーツの成長速度が速かったです。

そして、そのままこの2品種はあっという間に蕾がつきました。

ブロッコリーのような面白い形の蕾です。

2022.4

しかし、まだこの時点ではどのような花が咲くのか想像できませんでした。

5月に入ると開花が始まり、2品種はほぼ同時に咲きました。

こちらは、ピンクグレープフルーツ。

派手なピンク色はとてもおしゃれで、庭がぱっと明るくなりました。

2022.5 ピンクグレープフルーツ

こちらは、アプリコットカラーのピーチセダクション。

何色か入り混じったような落ち着く色合いです。

2022.5 ピーチセダクション

開花が始まると、次から次へと花をつけ、大きくなります。

2022.5

2品種の開花からこと約1週間。レッドベルベッドが咲きました。

2022.5 レッドベルベッド

最初のうちはとても生育が遅いように見えましたが、ぐんぐん早くなり、先の2品種と大差なく開花してくれました。

レッドベルベッドの赤は、明る過ぎず、シック過ぎず、本当にきれいな赤だと思いました。

3品種とも、甲乙つけがたい素敵な色をしています。

メリット

コンパニオンプランツ

ここまでの成長を観察してみて、とても印象的だったことがいくつかあります。

まずは、そのギザギザの葉っぱ。

さすが「ノコギリソウ」と思った瞬間でした。

害虫がつきにくいのもどこか頷けます。

そして、てんとう虫が良くとまっていました。てんとう虫は、害虫を餌とする益虫です。

アキレアに益虫を呼び寄せる特徴があることは、前情報で知っていましたが、これほどとは……。

とにかく、てんとう虫を良く見かけました。(実は、ピーチセダクションの写真にも中央にてんとう虫が写っています)

コンパニオンプランツとして利用されるというのも「なるほど!」と思いました。

頼もしい立ち姿

見た目で印象的なのは、平たい花の上部と高い草丈です。

草丈がある割には結構丈夫で、その力強い立ち姿はとても頼もしく感じました。

デメリット?!

一概に、デメリットという見方をしてよいのかはわかりませんが、あえてあげるとするならば、それは色味の変化にあります。

色味の変化

色味の変化は美しさの一つかもしれませんが、それは「色褪せが早い」という言い方もできます。

上記の写真でわかるように、咲き進むと手前のピーチセダクションは本来のオレンジ色が失われ、黄色みが強く出ています。

隣のピンクグレープフルーツも色褪せています。

このまばらな色味が入り混じるのも面白味がありますが、やはりそのきれいな状態は長くは持ちません。

ただ、それをカバーするように、アキレアはどんどん花を咲かせていきます。

なので、心おきなく早め早めに切り戻しをしていくことができます。

切り花

切り花としても重宝するお花です。

スポンサーリンク

夏越し叶わず

順調に育っていたアキレア3品種。

ただ、夏に入ると一つずつ急激に弱ってしまいました。

2022.7 ピーチセダクション枯れる

まず最初に枯れたのは、ピーチセダクションとレッドベルベットでした。

2022.7 レッドベルベット枯れる

突然の枯れ込み。夏の暑さにやられてしまったのか?と不思議に思っていました。

ピンクグレープフルーツも弱っていたのですが…

2022.9

9月に一輪だけ咲かせてくれたのでよかったなとホッ。

が、その矢先…。

2022.10 ピンクグレープフルーツ枯れる

気付くと葉の元気がない。枯れています。

最初に枯れた2株も新たな芽が出るのを願っていましたが、やはりそのまま消失してしまいました。

残念に思いながら処分しようと掘り返したところ…

いました。出ました。

犯人が分かりました。

コガネムシの幼虫が数匹!(※安心してください。写真はないです。

これはショック。まさかまさかの害虫被害。

夏の暑さにやられたとばかり思っていたので、やられた!という感じです。

反省点はあります。

ニームでの予防を怠っていた場所でした。

アキレアは害虫も来ないし益虫を呼び寄せる。

といった油断が招いた結果なのかもしれません。仕方ないとは思いつつも、防げたかもしれないと思うととても悲しいです。

夏越しできなかった庭の植物たち【ハーブ・多年草・庭木】【猛暑・害虫被害】|庭記録vol.21
猛暑と害虫被害で失った植物たち…その原因と次に活かす反省点を正直にまとめました。

【害虫のつきにくい植物の育て方・成長記録まとめ記事】

【虫がつかない植物図鑑】害虫に強い!花・庭木・ハーブ50選〈保存版〉
虫が苦手でも楽しめる!害虫がつきにくい植物50選を花・庭木・ハーブから紹介。成長記録付きの保存版図鑑です。無農薬でおしゃれで快適な庭づくり!

 

SNS→Instagramのお花のギャラリーも是非ご覧ください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました