蕾って……、かわいい
春の訪れで、庭は日に日に彩り豊かになっています。特に様々な植物の開花は、さらに喜びを与えてくれます。
長い冬の間中ずっと私はこの時期を待ちわびていました。おそらくその反動もあるのでしょうが、私の喜びはどうやら開花の直前の蕾の段階に最高潮を迎えるようです。
これまであまり蕾に着目することはなかったのですが、最近は蕾の魅力を存分に楽しんでいます。
色々な花のかたちがあるように、蕾のかたちもそれぞれ違います。
植え付けを経て、私は蕾の過程から花を愛でるのもガーデニングの楽しみ方の一つであることに気が付きました。
1.姫フウロ ❛エロディウムナターシャ❜
何ともおしゃれな品種名です。「姫」と頭につくとても小さいお花です。
蕾はぷっくりこつっとしていて、茎も線が細く、繊細な姿をしています。
この写真を撮った4日後にかわいい花を咲かせてくれました。
かわいいというよりも、とってもおしゃれ。ブロッチも美しく入っていて、小ぶりながら見とれてしまう程美しいです。
2.アキレア
別名、西洋ノコギリソウのアキレアです。アンの庭では、3品種植えつけました。というのも、3品種とも色味が全然違い、どれか一つの品種を選び取ることが難しかったのです。
写真ではまだ背丈も低く、蕾の形は一見ブロッコリーのようなお野菜のようにも見えます。しかし、この後ぐんぐん伸びていき、そのしっかりとした頼もしい立ち姿に安心を覚えました。
こちらは、❛ピンクグレープフルーツ❜という品種です。濃いピンクが庭に元気を与えてくれます。
こちらは、アプリコットカラーの品種❛ピーチセダクション❜。優しい色合いです。咲き進むにつれ、色味に変化をもたらしてくれるそう。楽しみです。
もう一品種、❛レッドベルベッド❜という赤色のアキレアを植えていますが、こちらは上記2品種と比べるとやや生育がゆっくりなようです。しかし、ちゃんと育ってくれているので気長に待とうと思います。
3.オルラヤ
春の一年草として有名なオルラヤです。こぼれ種が期待でき、一年草ながら毎年楽しませてくれる優秀なお花です。
その後の華やかな花姿を思うと不思議なくらい繊細な蕾です。
開花後すぐの様子です。まだ背丈も少し低めですが、すぐに伸び、たくさんのお花を咲かせてくれました。
切り花としても重宝します。
4.姫ナデシコ
私は個人的にナデシコがとても好きで、様々な品種のナデシコを庭で育てています。
姫ナデシコはそんなナデシコたちとは少し様子が異なります。線の細い茎にとても小さい花をたくさんつけるのがとても印象的です。こちらはハンギングバスケットに植え付けました。
芽ねぎのような姿で、蕾は稲のようです。
びっしりと花をつけてくれます。細かい花ですが、その一斉に咲きそろう姿は迫力があり、それでいて可愛らしい色柄なので、きっと地植えとして植わっていても素敵なのではないかと思います。こぼれ種も期待できるそうです。
5.ティアレラ
アンの庭の花壇の一角に日当たりの弱い箇所があるのですが、そこに何か良い植物はないかとずっと探しており、出会ったのがこのティアレラです。
シェードガーデンに合うお花で、害虫にも強いそう。
つくしのような面白い形の蕾です。まだまだ、頼りない赤ちゃんのようですが、この後長~く伸びていきます。
もわもわとした柔らかいお花をつけてくれます。陽があまり当たらない場所に優しい雰囲気をもたらしてくれる可愛いお花です。
6.エリゲロン
たくさんのお花を咲かせてくれるとても丈夫なエリゲロン。アンの庭では、今年初めてお迎えしハンギングで育てています。
その花姿はとても有名で、私も見たことはあるのですが、蕾は今回初めて見ました。
小さい円盤型のボタンのような面白い形をしています。
一輪開花後の様子です。日に日に数が増えていくのが楽しいです。
7. もみじ葉ゼラニウム
アンの庭には、ずっと成長を見守っているもみじ葉ゼラニウムがあります。
冬越しはしたものの、茎も木質化しており、やや不安定な様子が続いていました。(詳細は「もみじ葉ゼラニウムの成長記録」をご参照ください。)
花は期待できないと思っていたのですが、ぷっくりとした蕾を小さな株につけてくれました。
色鮮やかなお花をつけてくれました。何とも健気です。生命力の強さを感じました。今後の成長を祈ります。
今回は、庭の植物の一部を紹介しました。まだまだ他の花たちも順番に蕾をつけていってくれています。また少しずつ紹介していければと思います。
【害虫のつきにくい植物の育て方・成長記録まとめ記事】
SNS→Instagramのお花のギャラリーも是非ご覧ください!
コメント