アンの庭のグランドカバー
グランドカバーとは
庭づくりをしていると、何かと重宝するグランドカバー。
グランドカバーとは、地面を覆ってくれる植物のことです。匍匐性のものがよく選ばれるのではないかと思います。
どうしてグランドカバーをするのか。
それは、彩りであったり、雑草が茂るのを防ぐためであったり、土の乾燥や保水を調節したりとその理由は様々です。(全て期待しちゃいますよね)
選ぶ基準
アンの庭でも様々なグランドカバーを試してきました。
重要視したのは、
1、害虫がつきにくい
2、管理が楽
3、繁殖力が強すぎない、弱すぎない
4、あとは、その見た目です。
地表を覆う面積が広ければ広いほど、庭全体の雰囲気はグランドカバーで結構左右されます。
このグランドカバーはここが…
そんな風に頭の中に理想はあるものの、育ててみないとわからないのが植物です。
たくさん調べて、これはいいんじゃないか?と自分でたてた条件に当てはまりそうなものを植えていきました。
ここで実際に育ててみて思っていたのと違った植物を少しご紹介します。
クローバー
クローバーです。最近は可愛らしい品種がたくさん増えていますね。
上記の記事では「生育旺盛のため」と、クローバーの強さを見てグランドカバーとして使うのを恐れてやめたことが書かれているのですが、
実際は、クローバーの可愛さが諦めきれずその後も何度かトライしています。
でも、上手く行きませんでした。
なぜなら、
弱くて枯れたから。
生育旺盛を恐れていたのに、何度も枯れてしまいました。
もちろんこれは、植えたクローバーの品種や環境にもよると思います。
アンの庭では、高温多湿に勝てませんでした。
でもやっぱり可愛いクローバー。
グランドカバーとしてではなくても、部分植えや寄せ植えなどで活用できます。
プラティア
プラティア(エクボソウ)は、本当に惜しかった!
詳しい事は是非↑の記事を見てもらいたいのですが…
やっと出会えた!と喜んだものです。でも、気付くとなくなっていました。
ダンゴムシが多い庭では不向きです( ;∀;)
でも可愛いんだよなあ。植える場所次第では、楽しめそうです。
シバザクラ
身近に感じる植物の一つ、芝桜。
花の時期はとてもきれいです。近所の公園にも植わっているし、芝桜の名所なんかもありますね。
ゆくゆくはグランドカバーに、、、と、少しずつ増やしていってもいいかもなと思っていたのですが……。
思いのほか、花後の手入れがいるなと感じました。私の手にかかるとこんもりボザボサになってしまい、生育も割とゆっくり目なのでグランドカバーとして楽しむには私にはハードル高めでした。
ポリゴナム
生育旺盛なポリゴナム。グランドカバーにしたいところは、あっという間に仕上がってくれる優れもの?です。
害虫にも強いとのことなのですが、アンの庭ではどうも相性が悪くすぐ虫に食われてしまいました。実際私の実家の庭に生えているポリゴナムにそういった被害は出ていません。
抜いても抜いても、必ずどこからか出てくるのでその生命力の強さには驚かされます。
このグランドカバーは良い!
そんなこんなで失敗ばかりですが、やっとグランドカバー探しも終わりが見えてきました。
しかも、日陰と日向それぞれに条件を満たす植物に出会えました。
日陰エリア(リシマキア・銅葉)
まずは、日陰エリア。
害虫が発生しやすい湿り気エリアですね。
アンブログでも度々登場するリシマキア’ペルシャンチョコレート’です。
たくさん種類があるリシマキアですが、個人的にはこの銅葉タイプのペルシャンチョコレートが推しです。
花の時期には、きれいな黄色の花が。
結構上品な色味なので、普段黄色を好んで選ばない私でもこの花を見ると嬉しくなります。
花の時期は短いですが、変化があるのは嬉しいです。
変化は冬にも。寒い時期は葉色が赤くなります。
植えてからもう数年経ちますが、このリシマキア、
食害など害虫の被害は全くありません。
生育の具合も弱すぎず強すぎずちょうど良い。
そして、もっと増やしたいなと思う時は、
挿し木(芽)で簡単に。
リシマキアは水草なので、適当にパチンと切って水に挿しておくと一週間もあればすぐ発根してくれます。
何なら、切ってそのまま土に挿して(茎伏せ)たっぷり水をあげるとそこの場所で増えてくれます。
めちゃくちゃコスパが良いのです。
デメリットとしては、水やりも追いつかない夏場のバチバチの日向ではかりかりに焼けてしまいます。
でも、猛暑が少し和らぐ頃には同じ場所で復活してくれます。
水草と言っても、半日蔭くらいの場所でも元気に育ちます。
放任でここまでの優れものは本当にありがたいです。
日なたエリア(ディコンドラ・シルバー)
日なたエリアで感動したのは、ディコンドラ‘シルバーフォール’です。
まず、その見た目はシルバー色でとても可愛いです。
シルバーリーフのグランドカバーなんてとても素敵だろうなと思っていたのですが、
シルバーリーフ系のものは比較的弱い…特に、高温多湿と相性が悪い。
このイメージが強かったので期待薄で植え付けました。
植え付け後に訪れた最初の夏は、少し弱りました。
でも、翌月には、
復活。
意外と強い。と思って、その後少しずつ株を増やしていきました。
そして今年の夏。
この状態から夏がスタートしました。
その後、一年目と比べて特に弱った様子もなく…
いつの間にか、きれいなシルバーで庭を覆ってくれたディコンドラシルバーフォール。
一番枯れやすいだろう梅雨・猛暑・残暑を乗り越えられるのか、夏を二回分観察してきましたが、シルバーリーフ系はきっともたないだろうな…との当初の予想を覆し、
この夏は、どの草花よりも強く高温多湿をものともせず育ってくれました。
しかも害虫の被害も全くと言っていいほどありません。
艶々です。
デメリットは、冬の時期。枯れたり弱ったりするとのことです。
アンの庭では、あまり元気がありませんでした。ただ地上部は枯れても株自体は冬越しできるとのことです。
実際、翌春には復活してくれたので、今年の冬もあまり心配はせずに春の芽吹きを待とうと思います。
ディコンドラの育て方・成長記録はこちら↓の記事をどうぞ
ディコンドラの剪定についてはこちら↓の記事をどうぞ
終わりに
リシマキアもディコンドラも季節によってデメリットを抱えているので完ぺきではないですが、個人的にはとても大満足のグランドカバーです(*^^*)
【参考記事】
【害虫のつきにくい植物の育て方・成長記録まとめ記事】
【無農薬で行う害虫忌避とその効果について】
SNS→Instagramのお花のギャラリーも是非ご覧ください
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